日本臨床検査自動化学会チーム医療実践推進委員会

〜より良い医療提供への検査室の貢献〜

平成18年度第1回委員会議事録

 

1.開催日時:平成1848() 11:0012:00

2.開催場所: ホテル談露館1階アンバー

3.出席者(敬称略):諏訪部、渡辺()、村上、矢冨、野村、米山、宮島、堀切(後藤代理)、藤巻、川村、増子、原島、細萱、早川、山本、山名、佐藤、松尾()、早川、松尾()、磯部、中井

欠席者(敬称略):村田、渡邉()、前川、通山、北島、小柴、金子

4.配布資料

    資料1:本委員会の立ち上げの経緯について

            参考資料1:委員会からの事前意見

            参考資料2:Medical Test Journalの記事紹介

        資料2:委員会のサブタイトル名、主な活動内容、チーム医療の可能性について

        資料3:第1回セミナー企画案

        資料4:糖尿病療養指導士について

        資料5:CRCについて

5.議事:

 委員会の開催に先立ち、中井会長から挨拶と本委員会立ち上げの経緯についての説明があった。引き続いて、委員の自己紹介を行った。

1)報告事項

 資料1に基づき、諏訪部委員長から、この委員会立ち上げについて説明があった。また、第1回目委員会開催に先立ち、各委員にこの委員会への意見を募ったところ、4名の委員から意見が寄せられ、その内容の紹介があった(参考資料1)。さらに、この委員会の立ち上げについて、Medical Test Journalで取り上げられた記事(参考資料2)の紹介があった。

 次に、各委員から、この委員会に対する意見を述べていただいた。その要点を示す。

・セミナーを通じてチーム医療の可能性について紹介していただきたい。

・チーム医療を全国の検査室に根付かせていただきたい。

・全国で繰り広げられている様々なチーム医療について整理してゆきたい。

・チーム医療は広範囲に及ぶ。検査室で行えるチーム医療について考えてゆきたい。

・チーム造りで医療レベルの向上に期待したい。

・他職種との接触によって検査技師の「気づき」に期待したい。検査室のあり方そのものを考えてゆくべき。

・組織として如何に活性化するか、チーム医療参加者の経験を検査部内に如何にフィード・バックするかが大切。

・チーム医療の中で検査技師がリーダーシップを取れるようにしたい。

・チーム医療は施設ごとに取り組みが異なる。特に、医師の考え方によって大きな影響を受ける点が問題か。

・サブタイトルとしては、「生き残り」ではなく、患者の幸福、QOL改善のために、などのほうが良い。近畿地区では、チーム医療に積極的に取り組んでいるが、日臨技全体としては取り組みがないのでは…? チーム医療という羽織袴を羽織るのではなくより現実的な取り組みを示せれば良い。すなわち、研修会に参加して単位を与えるなど具体的な試みも必要である。また、メーカーにも役を与え、検査センターからもメンバーに入ってもらうべきである。POC委員会との合同セミナーも企画してはどうか。

・チーム医療には何よりもマンパワーが問題。また、日臨技を含めた他団体とのかかわりが重要である。日臨技でも、NSTやCRCに関する研修会を開催しているので、他団体の動きと歩調を合わせるべきであろう。

・臨床現場へ進出する必要性は誰しもが認めている。検査技師個人というより、検査室全体としてチーム医療と関わることも重要。

・「チーム医療」には幅広い意味があり、しっかりと定義づけを行わないと混乱が生じる可能性がある。肝臓病教室などでは、大勢の患者相手に決まった時間内で指導することは難しいので、個別指導なども行ってゆくべきであろう。

・この委員会のサブタイトルとして、「生き残りをかけて」では、単に資格を取るだけに終始してしまいがち。「より良い医療の提供のために」の方が良いのでは?

・何より検査技師の意識改革が重要である。

・チーム医療は、トップダウンで始動するのではなく、検査部主体の始動であるべき。何よりも患者の顔が見られるのが最大のメリット。

・何よりも現場の役に立てるチーム医療が必要。

 

2)審議事項

(1)委員会のサブタイトル名について:

 資料2を元にサブタイトルについて意見交換を行った。「チーム医療参画推進委員会」というタイトルだけでは、やはりその内容が見えにくいので活動理念や内容を示すサブタイトルがあったほうが良いとの意見がおおかたであった。その意見を要約する。

・「質の高い医療の提供をめざして」「良質の医療提供を目指して」

・「より良い医療を求めて」

・「異職種との触れ合いを求めて」

・「検査室の新しい可能性を求めて」

・「参画」という言葉は、既存のチーム医療があってそれに参加するという意味では、消極的な意味合いが強いのではないか。新しいチーム医療を創造するという意味を込めて、単に「チーム医療推進委員会」が良いのでは?

・「推進」という言葉も、チーム医療に参画していない検査室の現状を反映している印象を与えるのではないか。

 これらの意見を元に、委員会名とサブタイトルに関しては委員長に一任することで了解された。

 

これらの意見を受けて、委員長としては、委員会名を「チーム医療実践推進委員会」、サブタイトルとして「〜より良い医療提供への検査室の貢献〜」とすることとした。

 

(2)主な活動について:

 資料2に基づいて、この委員会の主な活動内容について話し合った。出版物の作成も良いが、特に資格取得に関しては、年々その条件が変わってゆくので、より最新の情報をホームページ上で公開したほうが良いのではないか、との意見が出された。その際、この委員会のメーリングリストを作成するとともに、いくつかのテーマ毎に小グループに分かれて、意見交換を行ってはどうかとの意見が出された。

 

これらの意見を受けて、「チーム医療実践検査室の認定」について委員長から提案したい。

これは、チーム医療を実践している検査室から、その施設名と活動内容を委員会事務局に自動化学会のホームページの規定の書式から報告(登録)してもらい、委員会として認定証を送り、定期的にホームページおよび学会誌に公開するというシステムである。この点に関しては、第2回の委員会の審議事項としたい。

 

(3)チーム医療の可能性について:

 資料2に基づいて、対象となるチーム医療の可能性について話し合った。これらの他に、「医療情報士」の資格も追加してはどうか、との意見が出された。

 糖尿病指導療養士の資格条件に「1,000時間の患者指導」との記載がある。これは実際には達成不可能な条件であり、本学会として、認定機構に改善要望を出してはどうか、との意見も出された。

 

(4) 第1回セミナー企画案(資料3、4、5)について:

 資料3〜5に基づいて、2006年10月に神戸で開催される第1回セミナーの内容について話し合った。

 タイトルの「検査技師に参加可能なチーム医療とは?」では平凡であり、もっと魅力的でアピールのあるタイトルにしてはどうか、また今後の内容に関しては生理機能検査もトピックスとして追加することをアナウンスしてはどうか、などの意見が出された。

 第1回目のセミナー内容に関しては、時間の関係もあり、今回の議事録配布までに、委員長に一任することで了承された。

 

これらの意見を受けて、資料3のようなセミナー案を企画した

 

3)その他

(1)追加すべき委員について:

 検査センターからも委員を追加すべきとの意見が出された。今後、追加して欲しい委員があれば随時委員長のほうへ連絡をすることとした。

(2)第2回委員会の開催予定:

 平成181013()、午前9時〜1030分、神戸国際会議場

 

以上

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