日本臨床検査自動化学会科学技術委員会

平成19年度第2回委員会議事録

 

1.開催日時:平成19年9月27日(木)17:00〜18:30

2.開催場所:パシフィコ横浜会議センター313+314室

3.出席者(敬称略):中井、松尾、関口、磯部、桑、細萱、池田、大澤、影岡、諏訪部、富永、深津、宮澤、村田、澤部、池田、大久保、斎藤、

多田、山本、芦原(代)、稲次、大屋、榊、高笠、高橋、野村、花田、平井、間部、三村、村野

欠席者(敬称略):家入、市原、川合、奈良、飯塚、白井

4.配布資料

   No.1:委員リスト

   No.2:平成19年度第1回委員会議事録

 No.3:第8回技術セミナープログラム

   No.4:臨床検査における不確かさ算出・活用マニュアル企画案(Ver.1.2)

   No.5:第9・10集のマニュアル案

   No.6:第9回技術セミナー企画案

   No.7:IHE-J活動報告

 

5.議事:

議事に先立ち中井会長からマニュアル第7集の発刊に際して編集幹事および執筆者へ感謝する旨の挨拶があった。吉村委員から村野委員への交替および自己紹介があった。

1)報告事項

(1)第8回科学技術セミナー開催状況

細萱委員から第8回科学技術セミナーの開催状況について報告があった。参加者数が157名、うち事前申込者126名中110名、当日申込者47名、内訳は会員85名(56%)、非会員72名(44%)であった。なお、アンケートの集計結果については、まとまり次第報告することとした。

 

2)協議事項

(1)平成19年第1回委員会議事録の承認

資料2の前回議事録は承認された。

 

(2)臨床検査における不確かさ算出・活用マニュアル企画案(Ver.1.2)

細萱委員から資料4により概略説明があった。タイトルには「臨床検査における」を加えた。構成は前マニュアル第7集にならった。総論の第4章にハード面についての内容、各論で血球数算定に関する項を追加した。執筆者案も加えた。なお。岡田委員、谷委員、新井委員は本委員会の委員ではないが、本稿に特化した専門家ということで執筆者に挙げた。また、前号に合わせて執筆にあたっての留意事項も挙げた。このうち・文献は各章ごとにまとめる。また、図表についても各章単位で図1、・・・、表1、・・・とする。挿入の図表は本文には挿入しない。これは編集段階で挿入する。本文とは別に準備し、元ファイルを提出していただく。記号の取扱についても挙げた。スケジュールも示した。協議の結果以下を考慮することとした。

・刷り上りは、ページ数は約90ページ、各章約4ページ、B5版モノクロ印刷を予定する。実例についても同じページで扱う。

・原稿の依頼、提出、一次校正などのスケジュールは、前回のマニュアル第7集に準じて行う。(なお、原稿の提出締め切りは、平成20年2月29日に変更します。)

・用語は付録のところで扱う。これは原稿が集まった段階でまとめることになる。指定した文献を参照していただく。なお、最終編集の段階で、各編について修正することも考慮する。

・「不確かさの評価基準」はわかりにくい。GUMにはこの種の提示はないが、ISO/TC212/WG2でもこれに関して生理的な変動を用いた内容が検討されている。また、JSCCの「臨床化学」にも関連の報告がある。分析上の扱いについては、ISOガイド33で標準物質を用いた扱い方に対応する日本国内の技術水準レベルを予定している。

・評価実験のやり方の具体的な内容については総論で扱う。

・ハード的な内容については基本とするもので、容量、光度計などの因子も予定する。本会会誌の総説で関口委員の報告内容も参考にする。

・「表示値の不確かさ」の扱い方については、「表示値とその不確かさ」、「管理血清の表示値とその不確かさ」として扱う。

・不確かさのISOドキュメント案には、生理的変動幅の数値は挙げていない。これは人種差があるものもあるので、各国で対応することになる。日本人としての数値を扱う。

・装置に関しては、メーカー側として血球、ISEなどが準備されているのでそれをまとめていただく。

・「管理血清の表示値と不確かさ」については、扱う対象が多くなるが、標準化対応法によるデータを扱う。

・不確かさの計算プログラムは、サイトからダウンロードできるので、これを記載する。

・不確かさを求めるケース、例えば標準物質、キャリブレーター、患者血清などについては、「不確かさの推定が必要なケース」の項で扱う。

・図表は、スキャナーしたものは、修正ができないので、元図を作成していただく。

・「測定のバリデーション」は、メーカーでのやり方はわかっている。これはメーカーのバリデーションについて、ユーザーにおいて検証実験を行う場合について対象となる。ここでは、トレーサビリティがとれている場合の内容について扱うものとする。トレーサビリティをチェックする及び確認する内容とする。

 ・スケジュールにしたがって執筆依頼などの作業からスタートすることとする。

 

(3)マニュアルの今後の企画案

委員長から資料5により概略説明があった。あと2編準備するが、今回委員アンケートを行ったものを表にまとめた。1)機器性能に関するもの、2)臨床化学分析の基礎に関するもの、3)標準化に関する総集編のもの、4)生化学異常データ集で第6集のバージョンアップである。このうちで新規性があるのは2)と3)になる。他はバージョンアップになる。

・緊急のテーマでなければ新規性のものがいい。

・2)については現場での教育的なものになる。特に臨床化学について担当者自らが考えるようになる必要がある。

・テキストがあってもこれをコーチする人が必要になる。

・現場ではこの種のテキストがあった方が指導しやすい。

・臨床病理2級試験の監督の経験から、基礎技術が不十分であり、基礎的なテキストは必要である。

・2)項の企画を関口委員および大澤委員にお願いする。次回の会議に章立て案を準備いただく。

・第10集については、現時点では標準化のマニュアルの総集編を予定することとし、これについての詳細は今後協議することにした。

 

(4)第9回技術セミナー企画

細萱委員から資料6により概略説明があった。メタボリックシンドローム健診に関したテーマで予定を組んだ。

・この時点ではいろいろな問題が出ていることが予想されることから、セミナーとして企画したもの。

・検査前、検査、検査後の一連の流れとして捉えることが必要である。例えば空腹時とは何を意味するのかが重要である。

・最終の演題名および演者は次回に会議で調整する。

・なお、案内についての文言で事前予約についての留意事項として無料の扱いは修正し、大会登録料に含まれる扱いとした。

 

(5)IHE-J活動報告

大久保委員から資料7により概略説明があった。法人として活動も開始した。コネクタソンなどについては、臨床検査関係については対応が難しい面があるが病院全体で扱うかたちのものである。将来的には国際標準化を目指している。

なお、大会一般演題でIHE-J関係が7報あった。これらについて座長担当委員から以下のコメントがあった。

・標準化の内容については理解が困難な面もあった。

・各施設内の情報の統合が主で、今後は施設間の情報の統合になる。これには電子カルテが関係してくるものである。活動の紹介を継続していただく。

・検体検査については、日本の規格となっている。

・引き続き大久保委員に対応をお願いする。学会としても大会時に演題をまとめて扱うことなどで協力していく。

 

3.次回の開催予定

次回は第22回春季セミナー時の4月26日(土)12:00-14:00 シティ弘前ホテル(弘前駅前:ホテルの名称のみ変更があるかもしれない)で開催する。詳細は追って連絡することとした。

なお、来年の大会時の委員会10月10日(金)の開催時間は変更となり、16:40−17:50、弁当なしとする予定である。