平成19年度第2回(通算第10回)POC推進委員会議事録

 

日時:平成19927日(木) 15301650

場所:横浜パシフィコ会議センター 313314号室

資料1:日本臨床検査自動化学会 POC推進委員会委員名簿(平成1983日現在)

資料2:POCTガイドライン改訂作業 進捗状況

資料3−1〜2:POCセミナー開催履歴一覧および第11回・12回企画提案書(案)

資料4−1〜3:POCTおよびPOCコーディネータの紹介パンフレットおよびその表紙(案)

 

出席者:中井利昭、松尾収二、〆谷直人、今福裕司、菊池春人、細萱茂実、櫛引健一、岡尚人、

東野功嗣、桑克彦、今村文章、高木義弘、影岡武士、田窪孝行、木村聡、、福永寿晴、

福田篤久、徳竹佐智夫、米田孝司、宮崎誠、保田健二、小林浩伸、山崎浩樹、鈴木孝一、

鶴長裕一、鈴木章夫、二神俊夫、小見山妃嗣吏、小林隆、大戸秀夫、田中康信、

杉本修一、日下慎二、藤本一満、嶋田昌司、磯部和正

                            

欠席者:大澤進、坂本秀生、大谷慎一、片岡浩巳、高井周一 

 

議題・報告

1.中井会長より挨拶の後、松尾委員長から新委員として米田孝司氏(国立循環器病センター)、鈴木孝一氏(アボットジャパン)および日下慎二氏(バイエル薬品)の3氏の紹介があり、本人らからも自己紹介があった。

 

  2.POCガイドライン第2版作成に関して

     松尾委員長より進捗状況説明があり、現状において予定の半分の原稿提出が完了しているとの報告があった。ただし、原稿提出の情報が幹事より世話人の方に伝わっていないものがあり、幹事による担当分野のとりまとめを再度確認した。

    完成は、予定通り来春とし、最終的には委員長、副委員長、幹事で検討することとした。

 

3.POCTコーディネータに関して

 1) 修了証取得状況

   嶋田世話人より平成198月末現在のPOCTコーディネータ12単位取得者は31名で、うち23名(219名、84名)に修了証が発行されているとの報告があった。

2) 認定制度について

   認定制度に関する意見として、日本臨床衛生検査技師会(日臨技)の認定制度として認めてほし

い、認定制はよいが活かされ方が不透明である、といった意見がでた。松尾委員長よりPOCTコーディネータの認定制に関しては、日臨技へのアプローチも含めて検討するとの発言があった。

   なお日臨技委員より、次回の日本医学検査学会でのPOCセミナーの開催はないとの発言があった。また日臨技の会長改選を来年に控えており、今後のことは新役員に委ねられる旨の発言があった。

 3) 修了証申請の簡略化について

嶋田世話人より、現在、POCTコーディネータ修了証申請時、参加証のコピーの添付を義務づけているが、紛失のため申請を止める方がいること、学会事務局での再発行作業が煩雑であること等を踏まえて、申請者はPOCセミナーのタイトルだけを記入して申請する流れに変更できないかとの申し出があった。松尾委員長より、その方向で検討することが示された。

 

4.POCセミナーおよび今後の開催準備状況について

1) 10POCセミナーの結果報告

   嶋田世話人より第10POCセミナー[平成19926日(木)、18002100、「尿中抗原検査(迅速診断)」]の参加状況の説明があり、事前申込み119名/138名、当日参加15名の計134名の参加者があったことが報告された。また同世話人よりセミナー参加者に対してのアンケート調査結果の報告があった(以下)。

   アンケートは100名から回答があり75%の回収率であった。参加者の内訳は医師:3名、臨床検査技師:77名、薬剤師:1名、企業関係:18名、その他1名(大学院生)であった。会員は41名、非会員は45名と非会員が多数を占めた。初回参加者は34名で複数回受講者が多く中には8回目受講が5名あった。尿中抗原検査実施については、肺炎球菌抗原が55施設、レジオネラ抗原が51施設、実施していないが13施設であった。

12単位取得で修了証が発行されることは87名が認知しており8名が知らなかったと答えた。12単位取得時に修了証発行を申請するかとの問いには80名が申請すると答え、7名は申請しないと答えた。今後のセミナーに関する希望では、開催数を増やして欲しい、地方開催を希望するといった意見が多く、日臨技ともタイアップのうえ認定制度を早期に実現して欲しいとの意見も多数あった。

 2) 今後のPOCセミナー

   〆谷副委員長より資料3−2に基づいて、今後のPOCセミナーについて説明があり了承された。

・第11回:「災害時におけるPOCT」(平成2075日(土)東京)

・第12回:「災害時におけるPOCT」(平成20712日(土)京都)

・第13回:「心イベントにおけるPOCT」(平成20109日(木)、自動化学会、横浜)

  第1112回に関しては扶桑薬品の鈴木委員が中心となって準備を進めることが確認された。扶桑薬品の鈴木委員より第1112POCセミナーは扶桑薬品と伊藤忠が中心になって詰めていくと報告があった。

   また、〆谷副委員長より、日本臨床衛生検査技師会は、来年・再来年の日本医学検査学会時にPOCセミナーの開催予定が無いことが報告された。

 3) POCセミナーの開催を継続していくための方策

POCセミナーの開催を継続していくために、〆谷副委員長より、学会と企業1社との共催でもよしとする、企業の方には機会があれば諸々の学会、団体の地域研修会でもPOCセミナーを取り入れてもらいたいという意見が出された。松尾委員長より企業の協力なしではPOCセミナーは継続できないので、今後も引き続き協力してもらいたいと要請があった。

   これに対して、福田委員より1社担当での開催は禁止だったのではという意見が出されたが、松尾委員長よりPOCセミナーの回数を増やす継続していくためには、運営しやすくしていきたい、企業色が前面に出ないよう配慮する旨の発言有り、了承された。

なお小林〔浩〕委員より日本臨床衛生検査技師会の協力を期待する意見が出された。

  

5.POCT啓発のためのパンフレットについて

   松尾委員長よりPOCT啓発のためのパンフレットを作成したいとの提案があり了承された。

パンフレットにPOCTのシンボルマークを入れること、印刷部数は万単位とし一部当たり10円程度に収めたい、学会でも活用するが、企業にも必要部数を購入頂き啓発活動に協力頂きたい、との考えが示された。

   また〆谷副委員長より印刷に際し、パンフレットの最後のページに学会・委員会名とともに企業名およびPOCT啓発に有用な文言(企業独自)を入れるようにしたいとの意見があり、了承された。ただし、最後のページの内容については委員長、副委員長、幹事がチェックし掲載することとした。今後のパンフレット作成は、菊池幹事(慶應大学)と鈴木委員(アボット)が担当することとなった。

 

6.その他

 1)緊急検査実践マニュアル(検体検査編)の発行

松尾委員長および桑アドバイザー(科学技術委員会委員長)より緊急検査実践マニュアル(検体検査編)が発刊され、委員に協力してもらったお礼が述べられた。

2)2期目の目標

松尾委員長より以下のごとく、2期目の目標が報告された。

@ POCTガイドラインの改訂と英訳

A POCTの啓発活動とPOCTコーディネータの育成

検査関係者だけでなく、検査以外の医療関係者へも啓発活動を行う。

B検査毎の現状把握と情報提供

C在宅(郵送)検診における精度管理・データ保証

3)在宅(郵送)検診について

松尾委員長より在宅検診に関して、検査データの保証の基本的な手順(事業者が利用者の求めに対して準備しておくべきデータ保証の情報)はほぼ出来ており、今後具体的な例を準備する予定であることが報告された。また最近、外部精度管理の実施を要望している事業者があることの報告があった。中井会長より在宅検診に関しては、最後はどうするつもりなのかという問い掛けに対し、松尾委員長は検査データ保証の手順だけは完成させたいと返答があった。会長は外部精度管理については、その結果について学会が責任をとる形になりかねないので慎重に事を進めてもらいたいと忠告があった。桑委員より来年4月からの特定健診では郵送検診は含まれないこと、郵送検診の有用性についての証拠科学的な根拠がないなどの課題、問題点が出された。なお、健診全体についての問題は、5年後の見直しまでに解決いていくことになっている。

 4)POCセミナー参加者への今後の情報提供

委員よりPOCセミナー参加者に対して承諾済みでメールアドレスを教えて頂き、POCTに関する情報発信をしていけばという提案があった。具体的に検討することとなった。

 

6.次回委員会

  平成20425日(金)午前、弘前